Overviewプロジェクト概要

Overview Image

Project MiLLA STUDIOは、音楽家・彩雨(AYAME)が2022年夏に立ち上げた革新的なクリエイティブプロジェクトです。最新テクノロジー、特にNFT(非代替性トークン)とAI(人工知能)を活用した音楽活動の実験場であり、創造の場です。

彩雨の長年の夢であった「最新テクノロジーを駆使した音楽活動の場」を具現化したこのプロジェクトは、テクノロジーと音楽の融合点に立ち、未来の音楽表現の可能性を探求し続けています。

Philosophyプロジェクトの理念

Philosophy Image

Project MiLLA STUDIOの核心には、彩雨の深いテクノロジーへの愛と、音楽との融合への情熱があります。幼少期からテクノロジーに魅了され、黎明期よりDTM(デスクトップミュージック)を通じて音楽の世界に足を踏み入れた彩雨にとって、テクノロジーと音楽は切っても切り離せない関係にあります。

「世の中のものが全てうまく関係し合っている」という哲学は、彩雨の創作活動の根底にある考え方です。この視点は、音楽制作において新しい発想や表現を生み出す源泉となっています。Project MiLLA STUDIOは、こうした複合的な視点から生まれる新しい音楽表現の場として機能しています。

Projects主要プロジェクト

AYAMEは、NFTとAIを活用した革新的な音楽制作に取り組むアーティストです。現在、3つの主要プロジェクトを展開しており、それぞれが独自の世界観と創造性を持っています。

Nirvanic Echoes of NIGHTFALL

近未来の退廃的な世界観を音楽で表現するプロジェクト「NEON」です。AIと協力して制作された楽曲のコレクションであり、ファーストシーズンでは10作品とボーナストラック1曲を完成させました。2023年1月には、これらの楽曲をまとめた「PARADOX : Nirvanic Echoes of NIGHTFALL」というアルバムを製作し、全11曲が収録されています。2024年春からはセカンドシーズンが始まり、新たな楽曲がコレクションされています。

BLACK CAT HALLOWEEN

毎年ハロウィンシーズンに展開される特別企画です。2022年の初回では、黒猫がハロウィンの夜に女の子に変身するというコンセプトのNFTを発表しました。2023年の第2回では「BLACK CAT HALLOWEEN LUNA」と題し、「化けるデジタルシングル」をテーマに展開。ハロウィンの夜に楽曲自体が変化するという斬新な試みを行いました。このプロジェクトは毎年形を変えて継続される予定で、ファンに新しい驚きと楽しみを提供し続けています。

レラーレ古書店

AYAMEが主宰するProject MiLLA STUDIOの中心的作品です。リリス、そしてミラというキャラクターが物語の世界を行き交うファンタジー作品となっています。サウンドノベル形式のゲームとして企画されており、イラスト、音楽、ストーリーの3要素を駆使して独自の世界観を築き上げています。無料で公開される予定で、2024年8月末のオープンが予定されています。

AYAMEは、これらのプロジェクトを通じて、NFTやAIという最新技術を音楽制作に取り入れる実践的なアプローチを示しています。詳細な制作過程はDiscordで公開されており、AYAMEの創造的なプロセスに興味を持つファンや他のクリエイターにとって、貴重な情報源となっています。AYAMEの挑戦的な制作スタイルは、デジタル時代における音楽創造の新しい可能性を切り開いていると言えるでしょう。

Communityコミュニティと参加

Community Image

Project MiLLA STUDIOの特徴の一つが、オープンな制作プロセスとコミュニティとの密接な関わりです。SOM(Sigh of the MiLLA)というNFTを無料発行し、これを保有するファンに特別なアクセス権を付与しています。

SOMを持つコミュニティメンバーは、制作過程や未公開コンテンツにアクセスできるだけでなく、プロジェクトの方向性にも影響を与える可能性があります。

History沿革

MiLLA Studio History

2022年

  • 8月: Project MiLLA STUDIOの構想を発表
  • 10月:
    • プロジェクトの本格的なスタート
    • SOM(Sigh of the MiLLA)NFTの無料配布を開始
    • BLACK CAT HALLOWEENをリリース
  • 12月: 「ミラ」キャラクターが初登場するNFT作品「Will You Come Along」をリリース

2023年

  • 1月: NEONプロジェクトの立ち上げ
  • 3月: 「舞踏と蝶のシンフォニア」「流麗な蝶のフラグメント」リリース
  • 7月: 「流麗舞踏」ジェネラティブ音楽NFTをリリース
  • 10月: BLACK CAT HALLOWEEN LUNAをリリース

2024年

  • 1月: NEON「PARADOX:Nirvanic Echoes of NIGHTFALL」リリース
  • 3月: NEON「Nirvanic Echoes of NIGHTFALL : Artemis Code」 スタート
  • 8月: 「レラーレ古書店と人魚の涙」第一章公開

Profile彩雨(AYAME)プロフィール

彩雨(AYAME)

彩雨(AYAME)は、テクノロジーと音楽の融合を追求し続けるミュージシャン(キーボーディスト・作曲家)です。1990年代後半、まだ黎明期であったDTM(デスクトップミュージック)を通じて音楽制作を開始し、以来、常に最新のテクノロジーを取り入れながら音楽活動を展開してきました。

2008年1月、V系ロックバンド「摩天楼オペラ」に加入し、2010年にはキングレコードよりメジャーデビューを果たしました。バンド活動と並行して、テクノロジーと音楽の関係性についての探究を続け、2014年からは京都情報大学院大学で客員教授として「音楽とテクノロジー」講座を担当しています。

2016年にはブログ「アヤノ.メ」を立ち上げ、多くの視点についての考察を発信し続けています。2021年、音楽NFTクリエイターとしての活動を開始し、ブロックチェーン技術を活用した新しい音楽表現の可能性を模索しています。

2022年、これまでの経験と知見を結集し、Project MiLLA STUDIOを立ち上げました。このプロジェクトを通じて、AIやNFTなどの最新技術を積極的に音楽制作に取り入れ、未来の音楽のあり方を探求しています。

彩雨の創造性は、幼少期から培ってきたテクノロジーへの深い興味と、広範な知識に根ざしています。音楽とテクノロジーの両面に精通した彼のユニークな視点は、今後の音楽産業、エンターテイメントに新たな可能性をもたらすことでしょう。

8月28日生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。趣味はスポーツ観戦(横浜Fマリノス、横浜DeNAベイスターズ)、観劇、自作PCなど。